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インテリア

ネットで家具を買う前に。サイズ選びで失敗しない5つの確認ポイント

木目の床にマスキングテープで家具の設置範囲を再現し、周囲の通路を確認するイメージ

写真で見て「素敵だな」と思った家具。サイズも確認して買ったのに、置いてみると「なんだか使いにくい」「思ったより部屋が狭く感じる」。

家具のサイズ選びは、数字を確認するだけでは判断しにくいものです。

こんにちは。Fan and Rico株式会社の佐々木です。インテリアデコレーターの資格を持ち、家具の企画・販売に15年以上携わってきました。

家具を選ぶときに大切にしたいのは、「家具の寸法」と「使う人の動き」をセットで考えること

今回は、ネットで家具を購入する前に確認しておきたい5つのポイントを、私自身の自宅での失敗談も交えてお伝えします。

この記事の画像は、確認ポイントを伝えるためにAIで生成したイメージです。実際の商品や自宅を撮影したものではありません。

1. 幅と奥行きは「床に再現」してみる

木目の床にマスキングテープで家具の設置範囲を再現し、周囲の通路を確認するイメージ

家具の大きさを床に再現すると、設置後に残るスペースが見えてきます。

まず確認したいのは、家具を置く場所の幅と奥行きです。ただ、メジャーで測って「入りそう」と確認するだけでは、置いた後の感覚まではつかみにくいことがあります。

おすすめは、商品ページに書かれた幅と奥行きに合わせて、床にマスキングテープを貼ってみる方法。床材によっては跡が残るため、目立たない場所で試すか、新聞紙などを並べて代用してください。

その状態で、家具の横を歩いたり、近くの椅子に座ったりしてみましょう。確認したいのは、家具を置いた後に「残るスペース」です。

収納を増やせても、毎日通る場所が窮屈になると使いづらさが残ります。特に奥行きは、収納量と通りやすさの両方に関わるので、丁寧に確認したい寸法です。

デコレーターの視点 家具そのものだけでなく、周囲に残る余白まで含めて、置き場所を考えてみてください。

2. 高さは「実際に使う姿勢」で確かめる

ソファに座った姿勢で、肘掛けとサイドテーブルの高さやカップへの手の届き方を確かめるイメージ

高さは床からの寸法だけでなく、座面・肘掛けとの関係や手の届き方で確認します。

高さ60cmと書かれていても、それが自分にとって使いやすい高さかどうかは、数字だけでは分かりません。

たとえば、ソファの横に置くサイドテーブル。床からの高さだけでなく、ソファの座面や肘掛けとの関係で、物の取りやすさが変わります。

肘掛けより低いテーブルでは、手を伸ばすときに肘掛けが邪魔になることもあります。一方、高ければ必ず便利というわけでもありません。

購入前に、実際のソファに座った状態で、候補の高さまでメジャーを伸ばしてみてください。安全に置ける箱などがあれば、近い高さを再現する方法もあります。

カップを置くのか、本やリモコンを置くのか。使う場面を想像しながら、手の届き方を確かめてみましょう。

デコレーターの視点 立って眺めたときの印象に加えて、いつも使う姿勢になったときの感覚を大切に。

3. 扉・引き出し・椅子を動かす場所まで考える

開いた収納家具の引き出しの前に人が立ち、出し入れに必要なスペースを確かめるイメージ

引き出しが開くだけでなく、その前に立って中の物を取り出せる余裕も必要です。

家具の寸法表にある幅・奥行き・高さは、基本的に家具そのものの大きさです。使うときには、その外側にもスペースが必要になります。

たとえば、収納家具なら扉や引き出しを開ける場所。デスクなら椅子を引いて立ち座りする場所です。

ここで見落としやすいのが、開いた扉や引き出しの前に、自分が立つスペースも必要になること。引き出しが全開になっても、その前に立てなければ、奥の物を出し入れしにくくなります。

置く予定の場所で「開ける・しゃがむ・取り出す・立ち上がる」という動きを試してみてください。すでに使っている家具で、その動きに必要な広さを測っておくと参考になります。

家族とすれ違う場所や、よく使う通路に置く場合は、誰かが家具を使っている間も通れるか確認しておきましょう。

デコレーターの視点 「開閉できる場所」と「人が動く場所」。この2つを合わせて考えると、使いやすさが見えてきます。

4. 圧迫感と、コンセントの位置を確認する

壁際の低い木製収納家具と、その周囲にあるコンセントやスイッチの位置を確認するイメージ

壁まわりは、見た目の余白と設備の使いやすさを一緒にチェック。

寸法としては収まっていても、置くと部屋が狭く感じられる場合があります。これは、家具の高さや色、形によって、視界の遮られ方が変わるためです。

同じ幅・奥行きの収納家具でも、背の高いものと低いものでは、目に入る壁の面積が違います。また、脚付きで床が見える家具は、床まで箱状になっている家具に比べて、軽やかに感じられることがあります。

確認するときは、置き場所の正面だけでなく、部屋の入口と、普段座っている場所からも見てみてください。候補の高さを壁の近くでメジャーなどを使って示すだけでも、視界への入り方を想像しやすくなります。

そして、見た目と一緒に確認したいのが、コンセントやテレビ端子、スイッチの位置です。家具を置いた後も、普段どおりに使えるでしょうか。

私の失敗談:幅はぴったり。でもコンセントが隠れた。

脚のないロータイプのソファの背後に、低い位置の壁コンセントが隠れて使いにくくなっているイメージ

佐々木の実体験をもとにしたAI生成イメージ。実際の自宅やソファの写真ではありません。

実は、私の自宅でもサイズ選びで見落としていたことがあります。

リビングの壁際に、脚のないロータイプのソファを置いて使っているのですが、幅は置き場所にぴったり。それでも、ちょうどソファの後ろにコンセントが隠れてしまい、使いにくさを感じました。

置く場所に収まることと、置いた後も便利に暮らせることは、別に考える必要がある。自宅で実感したポイントです。

インテリアデコレーターの視点でも、家具の寸法と同じくらい大切にしたいのが、周囲の設備との位置関係です。

特に、床近くまで本体がある脚のないソファは、低い位置のコンセントをふさぐことがあります。普段使っている差込口が隠れないか、プラグを差した状態でコードを無理に押しつぶさないかまで見ておくと、設置後の使いやすさを考えやすくなります。

デコレーターの視点 壁際に置く家具は、見た目だけでなく、後ろに隠れる設備まで確認しておきましょう。

5. 置く場所まで「運べるサイズ」か確認する

家具の梱包を搬入する前に、玄関の通れる幅と奥に続く廊下を確認するイメージ

本体サイズに加え、梱包サイズと、玄関から設置場所までの経路を確認します。

最後に確認したいのが、搬入経路です。部屋に置ける家具でも、玄関や廊下、階段を通れなければ運び込めません。

購入前には、次の点をチェックしてください。

  • 完成品で届くのか、組立品で届くのか
  • 梱包された状態のサイズはどれくらいか
  • 玄関や室内ドアの、実際に通れる幅・高さ
  • 廊下や階段の曲がり角に余裕があるか
  • エレベーターの入口と内部に収まるか

特に注意したいのは、曲がり角です。通路の幅だけでなく、家具を回転させる空間も必要になります。

商品サイズだけで判断せず、梱包サイズと配送条件まで確認しましょう。大型家具で搬入できるか不安な場合は、商品名と搬入経路の寸法、可能であれば写真も添えて、購入前に販売店へ相談してください。

デコレーターの視点 家具選びは、部屋の中だけで完結しません。玄関から置き場所までの道のりもセットで確認を。

迷ったら「そこで何をするか」に戻ってみる

家具選びで迷ったときは、「どのサイズを買うか」の前に、**「そこでどんなふうに過ごしたいか」**を考えてみてください。

ソファでくつろぎながら飲み物を置きたい。毎日使う書類をすぐに取り出したい。家族が通る場所を広く保ちたい。

使い方が具体的になると、必要な幅や奥行き、高さも見えてきます。

インテリアデコレーターとして大切にしたいのは、見た目のまとまりと、日々の使いやすさの両方です。

「置けるか」に加えて、「無理なく使えるか」「心地よく過ごせるか」。購入前にこの3つを確認することが、暮らしに合う家具選びにつながります。


取り扱い商品のサイズや使い方で迷ったときは、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。商品はYahoo!ショッピング「FanRicoインテリア」でご覧いただけます。